大阪府南部、泉州地方の特産品である水なす。
水なすは、みずみずしくほのかな甘みがあり、アクが少ないのが特徴です。生で食べられるナスは全国的に見ても珍しいです。
皮が非常に薄いため傷付きやすく、育てるのに大量の水が必要なため、栽培の難しい品種です。
露地栽培の水なすは5～11月に出荷され、とくに6～8月は収穫量が多く旬の味が楽しめます。
ナスの皮には特有のポリフェノールである、ナスニンが豊富に含まれていて、特徴は強い抗酸化力です。
また、ナスニンはアントシアニン系色素のポリフェノールで、眼精疲労の緩和にも効果が期待できます。なるべく皮を残して調理しましょう。
人体に必要なカリウムも豊富に含まれています。
カリウムの働きは、細胞内液の浸透圧維持、細胞の活性維持、血圧調整、利尿作用です。特徴は、ナトリウムを排出する働きがあり、塩分の摂取過多を調節するうえで重要なミネラルです。
また、身体の熱を逃がす働きがあるため、夏バテ解消に食べるのもOK。一方で、妊婦など身体を冷やしてはならない人は、ナスの食べすぎに注意しましょう。
★水なすを選ぶポイント★
旬を迎えた水なすは、水分を多く含んでいるため皮にツヤがあります。実は、はち切れんばかりのパンパンなものを選びましょう。
新鮮な水なすは、ヘタの切り口が鮮やかな緑色。
収穫から時間が経つほど切り口の色は黒ずんでいきます。
ヘタのとげは、できるだけ鋭いものを選ぶのがポイントです。
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